名前をすぐ忘れるのは、性格の問題でも、物忘れの始まりでもありません。名前は、 人について学ぶ情報の中でも特に覚えにくい種類の素材です。その理由は数十年にわたる 記憶研究で調べられてきていて、理由が分かれば、代わりに何をすればいいかも見えてきます。 このガイド集ではその両方を説明します。
名前は「その人について意味を持たない唯一の情報」です。記憶は意味で動いているのに、 名前には意味が最初からない——この一つの事実が、名前忘れのほとんどを説明します。
現実の忙しい日に収まる5ステップのルーティン。オンライン会議、集団の自己紹介、 3回会ったのに覚えられないあの人への対処も。
会った当日の詰め込みはほとんど効きません。間隔をあけて思い出すことこそ、 記憶を長持ちさせる——そのための単純なスケジュールがあります。
10分で12人と名刺交換——これは勝てる記憶課題ではありません。小さいほうの試合に 変えて勝つ方法と、帰り道での回収術。
根拠が固まっている知見、言いすぎられがちな知見、そして私たちがあえて主張しないこと。
このガイド集のアイデアをもとに作られた、顔と名前の記憶トレーニングです。 人と会って、少し時間をおいて、だれだったかを思い出す。ブラウザでそのまま遊べます。
ブラウザで遊ぶ Google Playで入手この記事集は、公刊されている記憶研究を一般の読者向けに私たちの言葉でまとめたものです。 勉強法についての記事であり、医学的な助言ではありません。個人差があります。また、記憶の トレーニングが病気の予防や治療に役立つと示した研究はありません。